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上越市の風景紀行2 海辺を走る列車の旅風景

 日本屈指の地酒処・新潟が誇る「酒」をテーマとした観光列車『越埜Shu*Kura』に乗車する機会をいただきました。主に海辺を走っており、柏崎から上越(高田)までの乗車です。

 列車の外観は、新潟の伝統色の藍下黒という、渋い藍色に、白を組み合わせたデザインです。乗車した1号車は、ボックスシートの他、展望ペアシートやフリースペース等、多様なバリエーションのシートが用意され、さらには自慢の地酒を中心としたちょっとした料理も提供されます。車窓に正対し、変わりゆく海辺の風景を享受しながら、杯を傾ける至福の時間をすごすことができました。

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 停車駅は少ないのですが、そこではたっぷりとした時間があり、地元観光協会等によるおもてなしが用意されています。この日提供された海藻のみそ汁は、磯の香り豊かで、お酒でほろ酔い加減となった胃に優しい、絶品でした。ご馳走様でした。

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 この列車の2号車はイベントスペースと、地酒や肴を提供するサービスカウンターなど。杯を重ねながら、ジャズの生演奏を聴き、そして車窓風景を愉しむことができる、まことに贅沢な車両でした。マイカーによる旅が多くなってきましたが、こんな旅の経験は、列車ではないと得られないものです。年を重ね、若干ハンドルもおぼつかなくなってきた私としては、親しい人と一緒に鉄道の旅に出かけ、豊かな時間や美しい風景を同行者と共有したいとつくづく思う経験をしました。そして脳裏には、昔なつかしいJRのフルムーンのコマーシャルを思い出していました。(kei)

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上越市の風景紀行 北信濃とは趣が異なる伸びやかな風土

 長野方面から上信越自動車道を北に向かい、信濃町から妙高市に入ってしばらく走ると、ほどなく車窓風景は様変わりします。長野県内の、特に北信濃の山あいの細やかな地形景観とは明らかに異なる、広々とした沃地を見下ろすことができます。
 上越市の歴史的魅力の中心をなし、この都市の全国的な情報発信力となっているのは、やはり上杉謙信です。この日は、上杉謙信の居城だった春日山城や、幼少の頃預けられ学んだ林泉寺を訪れました。林泉寺は、後に上杉家の菩提寺にもなっています。

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 春日山城は、上越市の西側に位置し、市街地をはさんで米山と対峙しています。この米山は、上越市街地からランドマークのように眺められるとともに、名前が米所をよく表していて興味深く感じました。同行者の上越関係者は、米山は市民におなじみの歌にもうたわれていると、実際に歌を披露してくださいました。
 また春日山城からは、上越の海や港の風景も望めます。明らかに北信濃では得られない開放的な風景で、山と海の両方の風景を堪能できるこの圏域の魅力を見直しました。

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 さて目指す春日山城は、山城であり、もともと天守閣のような大きな建築物はなかったようです。今はところところ土塁が残っていたり、下の写真にある井戸の遺構が興味対象となっています。ボランティアガイドの説明で、春日山城の成り立ちや当時の姿を創造し、学びの多いひとときをすごすことができました。
 さすがの謙信公も、400年後、新幹線なる文明の利器が、上越の平野に走るようになり、江戸と2時間で結ばれるようになるとはよもや想像しなかっただろうな。。。などと、こちらは想像して長い歴史に思いをおよばせました。(kei)

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小布施の新しい景観デザイン

 田圃の中の小さなまちだった小布施が、北斎館と町並み修景事業でブレイクして、観光まちづくりのトップランナーになったことは、この信越地域にお住まいの方や、観光まちづくりの関係者は周知の事実と思います。
 昭和51(1976)年に北斎館が開業してから、38年がたちます。最近私は、大学の授業やゼミのフィールドワークで、あるいは家族や友人と2~3ヶ月に1回程度訪れます。
 オープンガーデンのしくみで、民間敷地を提供いただいて整備された歩行者空間もすっかり馴染み、樹木も大きく生長して、歴史の風格さえ出てきています。伝統的建造物群保存地区と勘違いするむきもあるほど。。。

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 こうした町並みに、小布施PAと町なかを連絡するシャトルバス(おぶせロマン号)の洒落たデザインがアクセントとなっています。また近年できた森の駐車場も、茫漠とした風景になりがちな観光地の駐車場のモデルのような修景デザインで、風景への細やかな配慮に感心しています。
 

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