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雪の後立山連峰を生けどる、桜咲く小川村

 空気が澄んだ晴れた日に、信越観光圏の標高の高いところにあがると、北アルプスが風景の主役となって連なり、驚き、感動することがよくある。ただし一般観光客が容易に近づける場所はそれほど多くはなく、また峰の原高原や笠ヶ岳等の視点も良いが、残念ながら少々視距離が長すぎ、ひとつひとつの山の眺めは迫力を欠くのではないか。
 その点、信越観光圏の西端に位置する小川村は、絶好の条件を備えている。小川村の谷間を走る幹線道路(オリンピック道路)から北側の里山の方に入っていくと、いくつか展望台が用意されている。ここからの北アルプス、特に後立山連峰の眺めは絶景である。

小川村140415-01

 前山で後立山連峰の山麓が隠れ(けられ)るため、双耳峰の鹿島槍ヶ岳、ピラミッドのような五竜岳、鎖場で苦労した思い出のある不帰の劔等の特徴的な後立山の上部の形態が、切り取られたように眺められる。また距離感が喪失するため、より間近に迫力ある眺めとなる。景観に関する専門用語で、「いけどり」等とも言われる風景観賞が体験できる場所である。
 里山のあちこちに山桜が咲く季節は、そろそろ雪一色だった後立山が地肌を見せ始める頃でもあり、小川村の風景の醍醐味が味わえる。里山にも目をやりながら、この贅沢な眺めを是非愉しんでもらいたい。(Kei)

小川村140415-02
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長野市松代の歴史まちづくりの風景

 桜の季節に、長野大学環境ツーリズム学部の観光まちづくり事業論のフィールドワークで松代を訪れました。歴史まちづくり法の適用を受け、街並み環境整備事業等の事業手法を適用して景観整備を行うとともに、NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会が中心となって、市民主体の協働のまちづくりが進められています。
 文武学校、佐久間象山記念館等の存在が、このまちの学識を象徴し、独特の緊張感と格調の高さを醸し出しています。まちの景観形成のテーマは「ゆったりと歴史(とき)の流れる城下町」。こうしたテーマに基づき、松代城をはじめ環境整備が進んでおり、訪れるたびにまちが風格を増しています。松代城は、真田幸村の兄真田信之の居城であり、十代にわたって統治したことでも知られています。是非時間をかけて歴史を学び、せいせいとした雰囲気をゆったいと愉しむ、そんな贅沢な町並み散策をお薦めします。(kei)
長野市松代のせいせいとした街並み

桜の残る4月の松代をガイドの案内で歩く

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