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北信五岳の眺望点を探して

 信越地域の山岳高原地形の象徴であり、ランドマークとなっているのが妙高山(2,454m)、斑尾山(1,382m)、黒姫山(2,053m)、飯縄山(1,917m)、戸隠山(1,904m)の5山であり、これらは北信五岳と呼ばれている。妙高山以外は、長野県側に位置するが、下の写真のように長野県側でも妙高山を信仰の山と崇めたとおぼしき村落をみかける。

妙高山やまあて060515 002

 やはり妙高山以外は2,000m前後の山岳で、長野県の山岳の中では決して標高は高くない上に、深田久弥の日本百名山にも選定されていない。斑尾山に至っては大きな里山と言えるかもしれない。

 ただし、長野県の標高の高い山々の多くが連峰をなしているのと対照的に、北信五岳は概ね独立峰で、妙高山、黒姫山等火山独特のユニークな山容が明らかに目をひき、ひとつひとつの存在感は高山に遜色ない。信越地域の風景の要となっていることは間違いない。

 北信五岳が全て独立峰として景別がついた眺めを獲得したいという贅沢な願いを持って、いつも信越地域を訪れてみるが、手前の山並みにけられたり、天候に恵まれなかったりで、その念願をかなえられないでいる。
 小布施駅や小布施ハイウェイオアシスあたりでは、そこから眺められる風景が北信五岳であることを説明する案内板もあり、確かに北信五岳の大半を良く眺めることができるが、その案内板の隅にはそこから眺められる戸隠山は同連峰の高妻山であることを注釈として付している。高妻山は標高2,353mと戸隠山よりよほど高いのだが、戸隠神社の奥に位置し信仰の要となった戸隠山本峰とはちょっと違うような気もする。

 随分と前置きが長くなってしまったが、戸隠山本峰を含む北信五岳が全て眺められる視点場を、数値地形データを用いて検索してみたのが下図である。視点と五岳との間にある地形で、その山の眺望が阻害されない視点をコンピュータが選び出している。これによれば赤紫色で示した、信越観光圏地域の外縁部の高台や里山の上部で眺めることができるようだ。

北信五岳の可視領域

 ちなみに関係者のお話で、北信五岳が確実に眺められる視点として確認が取れている山ノ内町和田地区周辺からの山岳風景のCGを作成してみた。確かに五岳が絵のように並んでいる。でもやはりCGは味気ない。
 春になったらご馳走とカメラを持参して、現地の散策をしてみよう。 (kei)


山ノ内町和田あたりからみた北信五岳
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美味しい風景旅1-中国人留学生からの感想

 夏休みのフィールドワークで信越地域を旅して、とても楽しかったです。初めて善光寺に参って、好きなものを買って、祈願しました。戸隠神社では、高い木に取り囲まれて心安らかになると共に、暑い夏でしたので涼しかったことが思い出に残っています。
 一番印象に残った場所は高橋まゆみ人形館です。高橋まゆみさんの人形は、田舎のおじいちゃんやおばあちゃんなどの人形の表情が何とも言えず、今の時代に求められている暖かさと懐かしさが感じられました。人形館を出てくる時には笑顔になる人が多く、小さな美術館ですが、混んでいる時は並んででも入館する価値があるでしょう。人形館内のビデオでみた、高橋まゆみさんが人形を作る過程もとても興味深く、私たちは時間をわすれて注目していました。
 泊まったところでの郷土料理と温泉もよかったです。
 次の日は森の家で、森林の癒しを感じました。冬の雪が降った様子を見たいと思いました。 (rei)

美味しい風景旅1-2日目(2013年9月14日)

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 午前中は、飯山市なべくら高原森の家で、北陸新幹線(長野経由)飯山駅開業を控えた、飯山市のまちづくりや観光への取組、エコツーリズムやグリーン・ツーリズムに関して、支配人の高野さんからお話しをうかがうとともに、一昨年の第7回エコツーリズム大賞を受賞した森の家(受賞対象はNPO法人信越トレイルクラブ)の森林ガイドツアーを体験しました。耳に手をあてて森の音を集音して聞いたり、ブナの樹に寄り添って、自然と一体化した、豊かな時間でした。

130827~28信越観光圏視察 (53)

130914ゼミFW野沢温泉村01

 信越地域は、古くから温泉の宝庫として知られています。今回の旅では、野沢温泉、湯田中・渋温泉郷等の街なか散策を楽しみました。
 まずは野沢温泉。坂のまちであり、勾配のある通りに沿って比較的こじんまりした宿屋さん、お店屋さんが連なって昔ながらの温泉情緒を色濃く残しています。特に写真の通りは狭い路地のような通りですが、門かぶりの松や玄関先の花が、温泉街の街並みに品格やもてなし表現を加えています。
 野沢温泉では、温泉を暮らしのすみずみまで活かす人々の営み自体が、風景の要素になっています。麻釜や外湯、足湯でこうした人々とふれあうことが旅の楽しみでした。

 野沢温泉からは、この地域の米どころである木島平、フルーツ王国の中心地のひとつである中野市等に立ち寄り、湯田中・渋温泉郷へ。あまり時間がとれず、さらに予定していた野猿公苑には、バスでアクセスできなかったため、再来訪することとしました。

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 最後の目的地は小布施。北斎館の整備をきっかけに、修景事業等をからめてまちづくりに取り組んでいる町です。年に2回程度のペースで訪れる機会がありますが、少しずつ変化があり、観光の町として(地域の人々はこのような言い方は好んでいないようですが)成熟してきています。町なかに純民間の宿泊施設もできていました。
 ガイドセンターの名称表示サインをみると、外国人の受入も進んでいる様子がわかります。 (kei)
 

美味しい風景旅1-1日目(2013年9月13日)

 旅ゼミでは、昨年9月に信越地域を旅しました。旅の目的は、おかたく言えば「信越地域の観光資源の調査」「信越地域における旅行商品の企画検討」ですが、要は美味しいものを食べ、風景感覚を養おうということです。
 今回の美味しい風景旅の行程は、長野 ⇒ 善光寺 ⇒ 戸隠神社 ⇒ 黒姫高原 ⇒ 飯山市街(高橋まゆみ人形館等) ⇒ 戸狩温泉(宿泊) ⇒ なべくら高原森の家 ⇒ 野沢温泉 ⇒ 湯田中・渋温泉郷 ⇒ 地獄谷野猿公苑(マイクロバスが入れず断念) ⇒ 小布施 というものです。 

善光寺門前町

 景観整備やぱてぃお大門蔵楽庭、まちかどミニ博物館等の整備が進んだ善光寺の門前町。夏の暑いさなかでしたので、打ち水の様子や歩道の花に涼を感じるとともに、地域の人々の街を大事にする気持ちを強く感じました。

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 戸隠神社では、有名蕎麦店で食事。このおそば屋さんは、1週間前に訪れた時に長蛇の列ができていて断念していたので念願かなったりでした。今回の戸隠神社への旅のメインは随神門。はかりしれないほどの、杉の巨木に圧倒されました。ゆっくり時間をつくって、戸隠神社の古道を巡ってみたいと次の願いを祈願しました。

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 戸隠高原から信濃町にぬけて、黒姫高原へ。花や動物は旅のベーシックな魅力。牧場の柵等にも景観の配慮がされており感心しました。ゼミの仲間は、一茶ゆかりの投句や塗り絵に結構時間を使い、楽しみました。

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 信濃町から斑尾高原にあがり飯山市街地へ。2010年にオープンした高橋まゆみ人形館を訪ねました。後の土産話では、若いゼミ仲間のほとんどが、今回の旅で最も印象に残ったところとしてこの人形館をあげていました。中高年に大人気で全国から来訪者が後を絶たない観光施設ですが、若者層や留学生にも普遍的に訴える魅力があるのでしょう。

130913ゼミFW飯山03(かのえ食事)

 飯山を訪ねる時にだいたいいつもお世話になる戸狩温泉のかのえさんに宿泊。今回の旅は、最後まで参加人数が確定せず、おかみさんに迷惑をかけてしまったかもしれません。地(時)のものを使った、郷土料理に舌鼓を打ちました。なお郷土料理といっても、現代風のセンスが加わっていて、新しさを感じる料理です。ご主人が打たれる蕎麦も絶品。
 この当たりは、もう少し早ければホタルが舞う里山です。(kei)

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